埋蔵金の巻。

とよた家、埋蔵金の話である。

もう20年くらい前に、父方の長女の伯母が亡くなった際に、
遺産相続で、いくらか貰い受けた話は、記憶にある。
父が、大野家の(あ、また急に本名を)長男でもあるし。

父の弟が、葬儀の際の貢献度で、
多少、配分に色をつけるみたいなことを宣告していましたけどね。
(うちの父、こういう行事、法事、人前に出ることとか、接客とか
 全然ダメな人でした)

その後、2年前に
うちの母が亡くなり、父も亡くなって、
家の中も整理していますが、財産と呼べるようなものは
一切ありませんでした。

ただ、
信用金庫の「利息計算書」が何枚かはあり、
母がなくなる前年の12月に、父名義の◯◯◯万円の定期預金の解約の
計算書は、見ました。

解約したのに、現金は見つかりません。

実の姉にも、一度この計算書を見せましたが、
現金があるなら、母も、入院・通院でお金の心配をしなくて済んでいたのに
そうじゃないかったよね、という話になって、確かにそうだなぁと僕も思いました。

では、そのお金は、
どこへ行ったのかと。

そもそも、
この定期を父名義で契約した書類が見当たらないし、
それに使ったであろう、印鑑も見つからない。

推測になるが、
父の弟(信金に勤めてた)が、印鑑ごと
管理していたのじゃないかなぁと、思っているのですが。

お金のない不幸より、
お金があっての不幸の方が
まだ、なんとかなりそう、希望がありそうです。