メルアドくらい聞けよ。

実は、今日、また産業廃棄物の搬出作業があり、
彼女(片思い)に伝票を渡すため、会って話すチャンスが
あることを知っていた。

名前を聞いた次は、メールアドレスを知るのが
無難な(職場恋愛ですから)順序かなと。
そういう、計画というか予定です。

予定通りに、
搬出作業は始まって、その時に1人でいる間に

「おはようございます、T岡さん。これ、伝票お願いします。
 あとで、メールアドレスか連絡先、教えてくれませんか?
 (反応によって)もっとお話したいから(と理由を述べて)。
 僕のは、これなんです(と言いながら名刺を出す)」

という計画のセリフを、声に出して(人に聞かれないように)
言ってみるが、その声が震える、まではいかないが、高い音でかぼそい。

ていうか、セリフ、長いよ。もっと短くという要望あり(自分自身から)。

結局、それらを解決できないまま、時間が来て
伝票を渡しに行く。

彼女の仕事が、
ひと段落(始業時間からしばらくは混むことがある)している
せいか、今回も、早めに僕に気付いて、こちらを見ていてくれる。

彼女、笑顔です(僕も笑顔)。
伝票を渡して、

<font size=5>「お早う、T岡さん。
これお願いします。

 今日も寒いですね」</font>

<font size=5>それだけかい!</font>

<font size=5>俺、どんだけヘタレやねん。</font>

「そうですね」って、彼女も笑顔で返してくれましたが、
社交辞令の言葉かなぁ。
「そうですね」以外に、返しようもないフリの言葉だし。

そうですね、といってくれた彼女が、まだ笑みのまま
こっちを見てたので、
(もっと話すチャンスか!ゴーサインなのか!)
次に出た言葉が、

<font size=5>「じゃ、お願いします」</font>

笑顔で、遠ざかる俺。

業務終了ーっ。

また、チャンスがあればいいな(←あつかましいわボケ!)。