「辞表撤回」

「青年社長」を書かれた高杉良著の、
「辞表撤回」を読んでいた。
ビジネス書とかは創業者や社長本人が書かれたものが面白いと思って
いたけれどこの著者はすごいね。読んでいてリアルだもの。

この「辞表撤回」も、実在・実名の小説です。
JTB(日本交通公社)に勤める丸山氏の話。
初めのほう、神戸の大震災(阪神淡路の)でのボランティア参加の
話から始まります。
次の章は「添乗員失格」という名前。
初めて添乗員になったときの苦労のエピソードとかも。
客だからってそんなに偉いわけでもないのにね。お金を払えば
勘違いしてしまう人も多い。
払う側も受け取る側も同じ人間なのにね。
(自分が尊大な態度をとらない様に戒めとこう)

この丸山さんという人が、JTBでのいろいろなヒット商品を
作り出す、その過程を書かれた良書です。