イスに座らない人。

目の前(机の棚)に並んだ30冊の未読の本を
ただ置いておくのも、何の変化が無いので、
まずは全冊、とりあえず数ページづつ目を通してみることにした。

それぞれ、7、8ページしか読んでいないけど、

「私の財産告白」本多静六著(実業之日本社

は、
数十年の時を隔て、現在でも役立ちそうな本でした。
(読みやすく、ユニークでもあります)

数冊を読んだところで、

「サービスの底力! 顧客満足度日本一
 ホンダクリオ新神奈川が実践していること」相澤賢二著(PHP研究所)

を読みました(数ページですが)。
同店舗網の社長が書いているのですが、時に、ぶっきらぼうな口調
だったりしますが、ユーモアもあって笑えるエピソードや記述もあります。

そんななか、
同店のサービスマン(整備の人)は、点検後の報告など
お客様はイスに座っていても、サービスマンはそのテーブルのイスに
座らず、片膝をついて説明をするそうです。
社長(著者)によると、イスを汚さないため、ってことのようです。

このエピソードから、個人的なことを思い出しました。

14年前、僕はボイラーのメンテナンスの仕事をしていました。
小型簡易ボイラの点検(時に修理)整備の仕事ですね。
和歌山県で働いていたのですが、ある時のお客さんの事務所に伺って、
現場への時間等の確認待ちになった事があるんですね。

そのとき、事務員の女性の方に、
「(イスに)かけてお待ちください」
って言われたんですが、立って待っていました。

仕事柄、服が綺麗じゃないし、イスが汚れちゃいそうだったから。

そのまま、立っていたら、
また「かけてお待ちください」って勧められました。
でも、立ってましたけど。

あのとき、
「いえ、服が汚れてますから」
って、ひと言、言えばよかったなって、今でも思い出します。

そんな、思い出があります。